設立50周年

徳川ミュージアム特別展観

〜 德川圀順・圀齊・斉正 3代が受継ぐ伝統 〜

平成29年(2017)4月22日 於 品川・開東閣

当日は今まで財団をご支援くださった約60名の方々が徳川伝来の名品と茶会を楽しまれました。茶器をはじめ、徳川光圀公が編纂に力を注ぎ、明治天皇に献上された「大日本史」の朱入本や、水戸徳川家に代々伝わる香具箱、花入れ、天下三名物の茶入など、数々の名品が展示されました。

公益財団法人 徳川ミュージアム
理事長 德川 斉正

財団設立50周年を記念した今回の特別展観と4回目を迎える「徳川茶会」は旧岩崎家別邸の開東閣(非公開)を特別にお借りして開催させて頂くこととしました。かつて13代圀順公は結核病棟建設のために伝来の名宝を展観に供しました。その精神を受け継ぎ、21件の館蔵の品々を特別展観いただくことといたしました。コンドル設計の近代を代表する邸宅と久田宗也設計の茶室の建築と庭園をお楽しみいただきながら、往時そのままに館蔵の品々を自然光でご覧いただくという徳川ミュージアムの新しい展覧会スタイルとして企画致しました。

水戸徳川家13代(財団法人徳川ミュージアム初代会長)の生きた近代日本を代表する建築である開東閣。時代の息遣いが色濃く感じられる内装と調度が演出する空間に惜しげもなく並べられた徳川ミュージアムのコレクションの数々。手に届く距離に置かれた名品を愛でながら、来賓の方々は贅沢なひとときを過ごされていました。

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